株式会社新潟県厚生事業協同公社

私たちにしかできない
仕事がある、それが原動力です

廣田 琢磨(Hirota Takuma)

2009年新卒入社 営業本部 エコ事業部 配送課

※所属および掲載内容は取材当時のものです。

「インフラ」に関わっているという誇りが決め手

就活で重視したのは新潟県内へのUターンでした。法学部出身なのでまずは金融系を、新潟県内での就職という視点からは製造業や農機具販売など幅広く企業研究をする中で、当社を知りました。拠点は新潟県内のみ、医療や介護分野で地域の人々の安全を支える、いわばインフラに関わる仕事であるところに惹かれ、入社を決めました。

京都でのグループ会社の研修、当社での研修を終え、9月にホームケア事業部に配属。約6年間、福祉用具の営業職を経験した後、2017年にエコ事業部に異動しました。プライベートでは、2016年に社内結婚しました。当社は、育休はもちろん休みが取りやすい環境なので、妻は仕事と子育てを両立させながら仕事を続けています。

佐渡も含めた県内全域を5台で巡る

病院や医療施設から医療廃棄物を収集し、中間処理施設へ運搬する配送業務に就いています。月曜から金曜まで、佐渡も含めた新潟県内全域と富山県北部を、専用保冷車5台で回っています。対象エリアが広く、収集の頻度や廃棄物の量は施設ごとに異なるので約25のルートを設定していますが、天候や医療現場の状況に応じて調整することはありますし、ドライバーそれぞれが効率性を高めるために最適なルートを工夫するので、ルートが毎回同じということはありません。毎週金曜には1台が佐渡に向かいます。始発のカーフェリーで出発し、昼の便で戻ってくるハードなスケジュールですが、佐渡での医療廃棄物収集は当社しか行っていないため、責任感は大きいです。

コロナ禍で混乱する医療現場に貢献する

新型コロナウイルスの感染拡大で、医療廃棄物の量は爆発的に増えました。防護服やグローブなどは軽量ながらもかさばるため、収集の回数を増やして対応しました。7波までは地域で定められた受け入れ病院が対象でしたが、その後は入院せずに療養するケースも増えたため、これまで取り引きのなかった高齢者施設などへも行くことになり、ルートの変更や追加便の運行で臨機応変に対応しました。

収集容器をどう詰めたらトラックの荷台を無駄なく使えるか、どのルートなら時短ができるかの見極めが鍵でした。「私たち以上に、現場の医療従事者や介護職の人は大変なんだから、頑張らなければ」という思いで仕事に向かっていました。

未知の業界や会社にも目を向けて

間接的ではありますが、私たちの仕事は医療や介護を支えています。こういう人の目には触れにくいけれど、社会になくてはならない仕事もあります。企業研究では未知の業界や会社にも目を向けると、いろいろな発見があると思います。